フィリピンの大手食品会社のCentury Pacific Food, Inc.(CNPF)は、フィリピン初のヴィーガン代替肉ブランドである「UnMeat」ブランドを立ち上げ、肉を使わないヴィーガン市場へ参入しました。
CNPFのChristopher Po会長は、「より多くのフィリピン人が健康的なライフスタイルを送るようになる中で、『UnMeat』は当社のブランドと製品ポートフォリオにとって価値あるものになると考えています。同時に、この取り組みは、より健康的な食品会社になるという私たちの目指す姿を反映しています」と述べています。
UnMeatは現在、法人にのみ販売されており、コレステロールとトランス脂肪を含まない非遺伝子組み換えの植物性原料を使用した健康的な肉類の代替品として、タンパク質と食物繊維の良質な供給源であることを維持しながら、コレステロールとトランス脂肪をゼロにしています。
また、本物の肉の味を維持しているので、ヴィーガンやベジタリアンだけでなく、肉好きの方も楽しめる食材となっています。
現在、姉妹会社であるShakey's Pizza Asia Venturesの「Goood Burger」のパティとして、フィリピン全土のShakey's店舗で提供されています。
Po氏は、「肉類の代替品をより多くのフィリピンの人々が手に入るようにしています。重要なのは、手頃な価格でヘルシーでありながら、本物の肉の味を再現したおいしい製品を作ることです。UnMeatはこれらの基準をすべて満たしていると信じており、このブランドの成長を楽しみにしています」と語っています。
健康に良いだけでなく、植物由来の製品は、水、土地、エネルギーなどの様々な天然資源の消費を抑え、食肉の生産プロセスに比べて温室効果ガスの排出量が少なく済みます。
この製品の発売は、フィリピンにおける栄養面での格差への対応、様々な環境への影響の緩和、労働力の多様化と強化などの優先事項を含むCNPFの持続可能な戦略が確定したことを受けてのものとなっています。