どうも!しゅんP(i_sh69)です!
昨日はモバイルウォレット界隈でフィリピンNo1の「Gcash」のダウンロード数がコロナ期間中にバク伸びしているという記事を公開しました。
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フィリピンのモバイルウォレット「GCash」コロナ期間中にアプリのインストールが2倍に
フィリピンで最も人気があるモバイルウォレットのGCashは、コロナウイルスが流行しているロックダウンの最中に、アプリのインストールと登録が大幅に増加し、より多くのフィリピン人がキャッシュレスでの取引を ...
昨日に引き続き、今回もフィンテック系で面白いリリースを見かけたので、そちらを紹介していきたいと思います!
Grabのデビットカードが満を辞してフィリピンに!
ニュースが舞い込んできたのは、、、シンガポールに拠点を置き、東南アジア全土でサービスを展開する「Grab」からです!
配車アプリとしてブランド力を高めてきたGrabは、現在フードデリバリーや、モバイルウォレットの領域でも存在感を出しています。
そんなGrabがフィリピンで発表したのが「GrabPayカード」です!
これによってさらにフィリピンのキャッシュレス社会化が推進される流れになると思います。
このデビットカードは昨年12月にシンガポールで初めて発売され、今後は東南アジアの他の地域にもサービスをどんどん拡大していく予定です。
MasterCardを利用できる世界5,300万の加盟店での店舗支払いも含め、オンラインですべての支払いを行うことができます。
特典としては、ポイントが溜まるGrab Rewards、デバイスに対する保険、オンライン取引上で発生したものへの補償などがあります。
GrabPayカードには表と裏の両方に番号の記載がありません。アプリを使用して、番号、有効期限、CVVなどの実際のカードの詳細を表示できます。
ユーザーにとっての懸念点であるより「セキュリティ」に関して、かなり優れたサービスを提供しています。
GrabPayカードはGrabPay eWalletのアプリに直接リンクされているため、すべてのトランザクションはeWalletの残高から差し引かれます。
また、紛失した場合は即座にカードを一時停止できます。
キャッシュレス社会の到来
東南アジアの多くの国がコロナによるロックダウンの規制を緩めはじめてはいますが、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を維持することは依然として必要な行動になっています。
パンデミックの発生により、感染拡大のリスクを軽減する為に多くの企業が決済手段としてモバイル決済を採用するようになったことは、間違いなく、新たなキャッシュレス社会の台頭に貢献しています。
フィリピンのMasterCardによる最近の調査では、コロナが流行したことでフィリピンの消費者の40%がモバイル決済を使用しはじめたとの結果がでています。
また、地元メディアのPhilstarによると、2020年の4月1日から4月24日までの間に、合計840万件、43.4億ペソ相当の取引が中央銀行の送金機能を介して行われたとされています。
この取引量は前月の680万ペソをはるかに上回っています。
同時に、政府はメトロマニラがウィズコロナの新しい世の中に移行するのに伴い、タクシーやGrabのような車両サービスにキャッシュレス決済を義務付けることを推進しています。
「COVID-19の大流行から都市がゆっくりと立ち直ろうとしている中、デジタル決済はこの新しい現実(ニューノーマル)を受け入れるための重要な手段となっています」とGrabPay Philippinesの責任者であるJonny Bates氏は述べています。
MasterCardを搭載したGrabPayカードの発売は、より安全な取引を提供し、フィリピン人にキャッシュレス取引の機会をより多く提供するというGrabの目標を達成させることに大きく貢献することとなります。
まとめ
コロナは世界中で大きな混乱を産み出しましたが、より便利な世の中にする為の動きを加速させているという面もあります。
フィリピンで生活していると、やはり現金決済が多い印象がありますが、今後フィリピンでもデジタル決済が当たり前になり、スマートに買い物をする人が増えてきそうです。
僕もフィリピンに戻ったらさっそく、GrabPayカード登録してみます!
今回は以上です!ありがとうございました。
【参考】
・Grab launches new card to encourage cashless payments in the Philippines
・Grab launches digital payments card in the Philippines
・GrabPay introduces a physical Mastercard with no numbers