フィリピンを拠点とする旅行・輸送・物流企業である2GO Group, Inc.のCOO・Waldo C. Basilla氏によると、コロナウイルスワクチンの配布が間もなく行われることもあり、2GOの事業は2021年後半には回復し始めると予想されています。
「当社の事業の約15%から17%を旅行関連が占めるため、事業の見通しは改善すると思われます。しかし、それは2021年後半になると予想しています」と語っています。
経済の開放はまた、製造と消費を促進することになります。これにより、顧客の生産をサポートするだけでなく、B2BとB2Cの両方で完成品の輸送をサポートすることが可能になります。
コロナのパンデミックによって、2GOは既存事業以外の事業を展開するこを余儀なくされています。
「我々は事業を合理化し、低いコストでの事業展開をする為に業務を合理化しました。さらに重要なことは、製品の可用性、市場投入までの時間、製品の可視性を向上させる倉庫管理と輸送の新技術を導入したことです」とBasilla氏は語っています。
2GOは、回復までの期間が重要な課題であると見ています。すぐには状況が回復することは期待できないので、財務的には慎重でありながらも、事業の効率化を継続的に推進していかなければなりません。
2GOグループは先日、2GO CabinCargoと呼ばれる「航空貨物に代わる海上輸送サービス」を製薬会社や電子商取引会社に提供し始めました。
2GO CabinCargoとは、海上輸送を提供するサービスで、マニラからの重要な貨物は、セブ、カガヤン、イロイロ、バコロド、およびフィリピンの他の主要港にわずか3日で輸送でき、消費者には5日程で届けられます。