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フィリピン発スタートアップ「GoodWork」が東南アジア進出に向け1億6千万円を調達

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どうも!しゅんP(@i_sh69)です。

日々東南アジア界隈のスタートアップの情報を眺めているのですが、やはりフィリピンに関するニュースがなかなかありません。

インドネシアやシンガポールやインドの資金調達、拡大、新規事業の情報ばっかり...

そんな中先日、ついにフィリピン発のスタートアップの資金調達情報が流れてきました!(嬉)

簡単にまとめていきたいと思います!

「GoodWork」が東南アジア拡大に向け1億6千万円を調達

フィリピンに拠点を置く、ホームサービスの予約プラットフォームであるGoodWorkは、東南アジアの新しい市場に進出するためにシードラウンドで約1億6000万円を調達しました。

資金調達は、プリンストン大学の卒業生を積極的に支援するVCのChaac Venturesが主導し、Elysium Ventures、Kairos K50、FacebookやSnapchat出身のエンジェル投資家が参画しています。

GoodWorkの共同創業者でCEOのAndrew Koger氏はプリンストン大学で文系学士号を取得しています。

GoodWorkを設立する以前、Koger氏はLazadaのフルフィルメント事業を率いていました。
フルフィルメントとは、物流用語で、ECにおいて受注から配送までの業務(受注、梱包、在庫管理、発送、受け渡し、代金回収まで)の一連のプロセス全体のことを指します。

今や大人気のオンラインショッピングプラットフォームになったLazadaで、かなり重要なポストについていたことが伺えます。

彼は「GoodWorkはより多くの新規主要都市でのサービス展開に注力し、今年末か2021年初頭にはベトナムとタイに進出する予定だ」と語りました。

「GoodWork」とは?

2018年に設立されたGoodWorkは現在、マニラ首都圏で事業を展開しています。

iOS, Androidでダウンロードができ、ユーザーはホームクリーニング、洗濯物のピックアップ、エアコンクリーニング、家の修理などのサービスや、ネイルなどのスパサービスを予約することができます。

プラットフォーム上のサービス提供者は自分で価格を設定し、ユーザーとマッチングする仕組みになっています。

平均して毎月1万件以上の取引が行われており、その70%はリピーターからによるものです。

アフターコロナに向けて

今年の3月と4月、フィリピン全土の地域でCOVID-19の影響でロックダウンの状態になり、GoodWorkも政府の規則に従って、メトロマニラの厳しい制限下に置かれました。

制限に対応するため、GoodWorkはアプリにオンライン診療などの新しいヘルステックサービスを追加しました。

現在ロックダウン対策が徐々に解除される中、消毒洗浄サービスも追加。アプリでの体温モニタリング機能や、洗浄業者向けの安全トレーニングや保護具の追加など、業者向けの新たな安全ガイダンスも定め、運用に向けて準備を進めています。

「サービスに対するニーズは提供するサービスカテゴリによって異なりますが、今後数ヶ月の間にホームサービス需要が追い風を受けるだろうと私は非常に楽観視しています。例えば、多くの会社で在宅勤務が継続されることにより、エアコンの使用量が増加し、それがホームクリーニングサービス需要の増加に繋がります。」とKoger氏は語りました。

また、多くの人が自宅に洗濯機を持たずコインランドリーを利用しているため、洗濯物の集配サービスへの関心も高まっていると付け加えました。

マニキュアやペディキュア(フットネイル)のような美容サービスはまだマニラでの営業許可は下りていませんが、Koger氏は、ロックダウン後多くの人々が混雑したショッピングエリアを避け続ける可能性が高いので、自宅でサービスを受けたい人が増えるだろうと考えています。

ロックダウン解除後、コロナの影響を追い風にできるのか?
アフターコロナに向けて、他の新しい東南アジア市場も視野に入れながら準備を進めています。

【参考】
techcrunch.com
e27.co

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